いつだかのアップデートで食料を永久に保存するにはマイナス18℃以下かつ滅菌(二酸化炭素か塩素下)という条件が必要になりました。今までは適当な二酸化炭素たまりに置くだけだったのにどうにも残念です。これがRimworldならクーラーを設置するだけで済むんですが、これはONIなのでそういうわけにはいきません。
なので気体冷却機(空調設備? 訳語変わったのかな)で冷やします。この画像の真ん中の緑のマスに食料とコンベアシュートがあって、本当は気体の塩素があるはずなんですが、冷やしすぎて液化しています。
この自動掃除機の配置が重要で、横向きに置いてあるものは真ん中の食料貯蔵マスにアクセスできます。縦向きに置いてあるものは壁際のコンベアローダーにアクセスできます。横向きの自動掃除機の有効範囲から、壁際コンベアローダーを離すために部屋が無駄に広くなっています。サバイバルで建築するときは縦向きの自動掃除機とコンベアローダーを最初に設置するとやりやすいと思います。コンベアローダーは手動操作をオンにしておけば複製人間も食料を入れてくれます。
中央に置いてある冷蔵庫は複製人間が取り出す用です。複製人間は真ん中のマスのアイテムを直接取り出すことができないようなのでこのようにしています。容量は5kgか10kg程度に制限してください。扱う品物を1種類にして自動化ワイヤーをさして調理器具をオンオフすれば在庫管理もできます。冷蔵庫は容量がマックスになるとオンになるので、在庫管理に使う場合はノットゲートを挟んでください。
調理器具の配置ですが、自動掃除機の有効範囲の関係上、下の階にガスレンジを置くことはできません。ガスレンジは必ず上の階に置いてください。
気体配管はこんな感じです。中央のマスだけ輻射パイプ、ほかは断熱パイプです。気体クーラーのところはバイパス配管になっていればなんでも構いません。本当は二重バイパスにしたかったんですが、気体冷却機は出入口の位置が斜めにあってよくわからなかったので一重バイパスにしておきました。
あとから気づいたのですが、上の画像では照明と微生物粉砕機を忘れているので追加しておいてください。
気体冷却機の設定温度について
-70℃くらいに設定しておく必要があります。-30℃まで上げたらパイプ内の水素は-30℃なのに食料は-10℃(冷蔵状態)になっていて危うく腐らせるところでした。食料が冷凍状態になっているのが正常です。
追記。調子にのって-200℃に設定したら塩素が固体になってしまい、真空化し、滅菌環境だが熱伝導が起こらないので常温扱いになり食料が腐るところでした。塩素の凝固点は-101℃らしいので、-85℃くらいまでならセーフみたいです。気体冷却機の温度の下げ幅は14℃らしいです。
気体冷却機の冷却について
気体冷却機は液体クーラー(液体冷却機? これも訳語変わったのかね)と同じで、パイプ内の物体の温度を下げます。下げたぶんの熱量を本体が蓄えます。真空中でなければ本体の周辺に熱が発散され、周囲の温度が上がります。性能は液体クーラーの方がずっといいです。気体冷却機の利点は消費電力と資材が少なくて済むことと、冷媒に水素を使えば-252.15℃以上なら何度でも対応可能ということです。この利点を生かして超冷却材なしに酸性ガス蒸留をすることもできるようですが、やはりパワーがないので性能は微妙なようです。
液体クーラーは冷媒が液体であるような温度しか対応できないので、超冷却材が手に入るまでは特別高い温度や低い温度では使いにくいです。もっとも低温はエタノールを使えば-114.05℃、高温は石油を使えば538.85℃まで対応可能です。
序盤の適当実装なら気体クーラーを多量の水につけておくだけでいいです。しかし水没判定になると動かなくなるので、上の画像の蒸気室のような小部屋を、貯水槽に接するように設置するなど、工夫が必要になります。元の水温や量にもよりますが温まった水は電解装置やトイレなどで消費するようにし、常に冷えた水を入れ続けばずっと使えるはずです。冷水の出る間欠泉があるならこれで成立します。一方、蒸気タービンで熱を消す最大のメリットは何かがない限り、メンテフリーで永久に動き続けることと、特定の間欠泉等を必要としないことです。
他には単に寒冷バイオームに置いておくとか、反エントロピー型熱無効化装置で冷やすとか、ウィーズウォートで冷やすとか、二酸化炭素など不要な気体で冷やしてその不要な気体を宇宙に捨てたりドアポンプを使って消滅させるなど、色々考えられます。
サバイバルでの施工方法
この食料のある真ん中のマスの作り方ですが、最初にタイルを十字に埋めて配置し、真ん中のマスをくり抜いてコンベアシュートを設置すればいいと思っていたんですが、実際やってみたらできませんでした。昔はできた気がするので、記憶が確かなら変更されたのでしょう。
仕方ないのでポンプで排気します。画像は実際に作った際のものですが、左側の床に落ちていた微量の水をタイル設置で無理矢理右側に寄せ、1マス液体エアロックにしてしまいまいた。意図的に水を流すなら、画像同様に組んだあと、ポンプの真下のタイルを解体してからボトル空けで水を流し、ポンプの真下のタイルを再度設置すれば同じ状態になります。
ポンプで排気したらすぐに真空になるので、あとはポンプ等を解体、断熱タイルを設置し、コンベアローダーに少量の漂白石を入れれば準備完了です。必要ならガレキ掃除もしてください。
サバイバルでの実例
とりあえずこんな感じになりました。コンセプトの画像で忘れていた微生物粉砕機と照明も追加しました。自動掃除機の位置は左右対称にできますが、なぜかなってないので残念ですね。
旧キッチンを一旦解体して改装した関係上、便利な水汲み場と土が20トン入った倉庫もありますのでマッシュバー作り放題です。このコロニーでは色々不幸な事情があって、不定期に飢饉がきてなんと400サイクル過ぎてもマッシュフライを食べていました。
蒸気タービンと気体クーラー液体クーラーのセットは少し離れたところに設置しています。作った直後は「蒸気タービンに液体クーラーまで置くとは過剰すぎたかな」と思ったのですが、100サイクルくらい動かして、そのくらいの対応でちょうどよかったとわかりました。
拡張について
この構築例では調理器具を4つしか設置できませんが、もし5つ以上設置したい場合は同じ設備を多数作ってコンベアローダーで扱うアイテムの種類を制限すればできます。とはいえ、そういう場合は最初はこのタイプのキッチンを1つだけ設置して、超冷却材を手に入れてから施設全体がマイナス18℃以下になる巨大キッチンを作るといいのではないでしょうか。
参考
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